木更津の「レディースサークルひまわり」に潜入せよ!

おはよう、フェルプス君。今回の指令を伝える。
木更津の「レディースサークルひまわり」に潜入せよ!
例によって君もしくは君のメンバーが「この人ヘンタイですっ!」と捕らえられ、あるいは社会的に抹殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。
なお、このセロハンテープは自動的に消滅する。…ってセロハンテープって何やねん。成功を祈る!

 
以前、「房総散歩」の記事で取り上げましたが、木更津駅西口にはレトロな建物が幾つかあります。
その中の「レディースサークルひまわり」、これは歴史を感じる建物でありながら、かなり長いこと、営業しているのを見たことがありませんでした。

今はかかっていませんが、昔はカルチャースクールの案内の看板がかかっていました。「みなと木更津再生構想推進協議会」発行の「ぶらり木更津まち歩き」というマップによると、昭和7年(1932年)に建てられ、当初は「金田屋洋品店」という店だったそうです。
 
今日たまたまその近くを通ってみると、ずっと閉まっていて、営業しているのを一度も見たことのないその店が、なぜか開いていて、中も明かりが灯っているのです。

これは珍しい!と、急いでその店に来てみると、

こんなイベントをやっていました。女性向けの小物や雑貨を扱う3つの店、Emma喫茶丸寝(まろね)・工房nonaの共同企画で、「レディースサークルひまわりのレトロな三日間」。11月1日〜3日の期間限定でこんな催しをやっていたなんて知りませんでした!
このポスター、よく見ると、建物の菱形の色ガラスをレイアウトに取り入れていて、昭和モダンな雰囲気を醸し出しています。
 
こうやって店が開いてるのを見るのは初めてなので、もし警察が来て職務質問を受けたらどうしよう?なんて要らぬ心配をしつつも、珍しくて周りをうろうろしながら携帯カメラで建物の写真を撮っていたのですが、開かずの店が開いている、こんな滅多にないチャンス、簡単に逃すわけにはいきません。
しばらくすると、5,60代くらいのおっちゃんもやってきて、久しぶりに開いたその店を、外から珍しそうに見ていました。話を聞いてみると、近くの店(現在は閉店中らしい)の店主なのだとか。ここらへんはあちこちシャッター通りになってしまっているけど、店を復活させて欲しいという声をよく聞く、なんて話をしてくれました。
それでもやっぱり、おしゃれな主婦らしきお客さんがいっぱいいてにぎやかな、すごく女子オーラの高い店内に潜入するのは、男の私には勇気が要ります。というか、男が入ってもいいんでしょうか?
と悩んでいると、窓の向こうに、見慣れた顔が。偶然にも知り合いの女性が店内にいました。これは渡りに船と、幸い、初めて店内に入って中を観察することができました。


滞在時間短めだったので、あんまり写真撮ってません。でも、これまで外からしか見たことのなかった菱形の色ガラスは、店内から見ると外の光が入ってとてもきれいでした。それに、古い建物の割にはきれいに手入れされていました。また、このイベントのために、他の会場ではなくてこの建物を使おう!という発想がすばらしい。シックな内装が、扱っている商品とぴったりマッチしていて、まさにこの商品のために用意された建物!と言いたくなるくらい、それはそれは素敵な店内でした。
とか言いつつも、何にも買わずに冷やかしで終わってしまってごめんなさい。その代わり、宣伝するので許してちょ。木更津近辺の小物大好き女子と、レトロ建築マニアには、是非おすすめのイベントです。11/3までなので、行くなら是非お早めに!
 

「くまちゃんのミッション・インポッシブル」次回予告

次回のミッション・インポッシブルは、「秋の日帰り軽井沢ひとり旅」、お楽しみに。
ええっ、「軽井沢」なのに夏じゃない? それに「日帰り」? 「ひとり旅」?