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正かな同人誌裏話 (2)どうして横書きを右から左に書かないの?


 実は「正かなづかひ 理論と實踐」は、表紙にしても、そして本文の横書き部分(PDF版見本を参照)にしても、横書きは左横書き(左から右に書く横書き)になつてゐます。
 しかし、「歴史的仮名遣が一般的だつた戦前は右横書き(右から左に書く横書き)が多かつたのに、どうして?」と疑問をお持ちの方も多いかも知れません。
 最近私もエキサイト様から「なぜ戦前の横文字は右から左に書くのか?」といふインタヴューを受けましたが、そこで半分以上は答へを出してゐます。*1














※以下の冊子は右横書き・縦書きと左横書きが混在してゐるのに注目



参考:「戦前は右横書き、戦後は左横書き」これ本当?
 右横書きとは、縦書き主体の文書にタイトル等にワンポイントで用ゐるのには良いのですが(私も嫌ひではありません、むしろ好きですから、状況に応じては使ひます)、横書き主体の文書には不向きです。上の写真は一例ですが、戦前は横書きを右から左に「書かなくてはいけなかつた」といふ事はなくて、英語の教科書、英和辞典、算術や音楽の教科書、技術書等、左横書きが相応しい書籍は左横書きだつたのです。「正かなづかひ 理論と實踐」でも、「技術篇」の記事を無理して縦書きにしたり、90度寝かせて横書きにする事も出来ましたが、敢へてさうせず、頁の反対側から左横書きで組む事にし、「横書きは左横書きで統一」といふ方針にしたのでした。

*1:実は、私の回答は歴史的仮名遣兼現代仮名遣でもあるのに注目