「文学フリマ東京」サークル参加、そして「正かな同人誌」復活!? #bunfree

本日は4月1日、学校や会社で新年度になつた方も多い事と思ひますが、皆様いかがお過ごしでせうか。
昨年の今頃は、「正かなづかひ 理論と実践 第7号」の編輯に追はれてゐたのを思ひ出します。
申し訳ない事に、その時の第7号で休刊となつてしまひましたが、執筆者を集めてくださつたり、原稿を書いてくださつたり、編輯作業を手分けして行つてくださつり、この本の宣伝をしてくださつた皆様、ありがたうございました。


さて、この「正かなづかひ 理論と実践」の後継となる同人誌を現在準備中である事を、本日お知らせ致します。

【表紙は準備中】
題名:「みんなのかなづかひ」創刊準備号
著者:押井徳馬、他
品番:b22a
印刷:オンデマンドまたはコピー本(未定)、表紙カラー、本文モノクロ
ページ数:32ページ前後?
表記:新字正かな、正字正かな
頒価:未定


「旧字旧かななんて、高等教育を受けたエリートの中で興味ある人だけ学べば良い」と主張する人は少なからずゐますが、私はその意見には反対です。細かな事は専門家に任せた方が良い部分もあるとはいへ、旧字旧かなの基礎的な部分は誰もが知つておいた方が、過去の豊富な文献から学んだり、国語が豊かになつたりすると私は思ひます。さう、歴史的仮名遣は「エリートだけのかなづかひ」ではなく「みんなのかなづかひ」なのです。


今回は創刊準備号といふ事で、特輯記事では、正字正かな以前の国語問題について扱ひます。その一つが、「『五十音表』は死語!?」です。
幼児・児童教育向けの市販の「あいうえお表」(本文にも書く予定だが「五十音表」と名付けた表は絶滅危惧種)の中には、ワ行の配置が怪しいものが半数以上を占めてゐます。「わ□を□ん」「わをん□□」と配置してゐるので、「を」がイ段やウ段になつてゐるのです。

また、先日ニュースでも話題になりましたが、漢字の止め跳ねなどの問題についても扱ふ予定です。


この「みんなのかなづかひ」が無事出来ましたら、5/1(日)にサークル参加する同人誌即売会「第二十二回文学フリマ東京」(http://bunfree.net/)で頒布予定です。

日時:5/1 11:00~17:00
会場:東京流通センター 第一展示場
サークル名:はなごよみ
配置番号:タ-34

なほ、当日の設営や撤収、店番を手伝ってくださる臨時サークルスタッフをあと1人募集中です。Twitterの@osito_kumaにDM、またはメールをください。http://osito.jp/dojin/ の「ご意見をどうぞ」のコーナーからも送信可能です。

4/2追記

この「全ページ歴史的仮名遣の文芸同人誌」はただのエイプリルフール? これが嘘のままか、それとも本当になるかは、皆さんの反響次第です。「正かなづかひ 理論と実践」改め「みんなのかなづかひ」、ご期待ください!
なほ、原稿を受け付けてゐるかのお問合せも早速ありがたうございます。「正かなづかひ 理論と実践」の時と同じく、皆さんの原稿をお待ちしてゐます(メールでお送り下さい。アドレスをご存知でない方は http://osito.jp/dojin/ の「ご意見をどうぞ」から)。今回はスケジュールの都合から薄めのコピー本になる可能性が高いので、ホチキスのきちんと留まる範囲のページ数を超えたら締め切りますので、悪しからずご諒承下さい。