PCを使っていたら、突然、どこのサイトも見られなくなった。それだけでなく、メールも通じない。
回線が切断されているのかと思い、ルータのIPアドレスをブラウザに入力するが、設定ページが出てこない。
ところが、同じLANに接続されている別のPCからはインターネットが全く問題なく使える。ルータの設定ページも普通に開ける。
問題の発生しているPCからpingを叩いてみると、ちゃんと通るし、DNSもきちんと使える。だけど、ブラウザにhttp:で始まるアドレスを入れても接続できない(これはIEでもFirefoxでもSafariでも変わりない)。でもLAN内でのWindowsファイル共有は問題ないのか、NASや他のPCの共有フォルダなら問題なく開ける。メール受信のPOP3は蹴られてしまうが、gmailのPOP3Sなら問題なく接続できる。調べれば調べるほど、奇妙な現象だった。
これはウイルス対策ソフトのファイアーウォールが原因に違いない。そう思ってファイアーウォールをオフにしてみるが、それでも接続できないのには変わりなかった。
ウイルス対策ソフトを再インストール!
とは言え、状況証拠からして、ファイアーウォールの不具合の可能性は濃厚だった。早速、ウイルスバスター2009をアンインストールしてみると、これまで何度試しても全くウェブに接続できなかったのが嘘のように、ちゃんと元通り、HTTPもPOP3も通るようになった。
#私個人はウイルスバスターを愛用している(し、これからも使い続けるだろう)が、比較的安定して使えているので、今回のような不具合は非常に珍しい。なお、同じウイルスバスター2009のインストールされた、他のPCは全く問題なくネットに接続できているので、このマシン特有の問題が他にあったのかもしれない。
あとはウイルス対策ソフトを再インストールするだけ。せっかくなので、ウイルスバスター2010にアップグレード(無料でできる)。問題箇所を突き止めるのにだいぶ時間がかかっただけに、Windowsそのものの再インストールも覚悟していたが、結局その必要もなく、これで作業完了。今、ようやく治ったこのPCで、この記事を備忘録代わり(&同じようなトラブルに遭った方への参考)として書いているところである。