良い意味で“現実世界と虚構世界が交錯する”「どうぶつの森」

 近頃、「おいでよ どうぶつの森」にハマってて、このブログの更新がおろそかになってました。ごめんなさい。

おいでよ どうぶつの森

おいでよ どうぶつの森

 「どうぶつの森」は、一言で言うなら、動物キャラたちとのんびり田舎暮らしを満喫するシミュレーションゲーム。子供っぽいゲームだとばかり思い込んでいて敬遠していたら、どうやら20代OLとか、女性や大人達にもすごく人気なんだとか。確かに、昔シルバニアファミリーで遊んできた世代の女性には、動物キャラたちの世界で遊ぶという概念はすごく懐かしいだろうとは思ったけど、それでも、結構奥が深くて、子供だけじゃなくて大人も十分楽しめるゲームだったのは意外でした。
 さて、このゲームは、Nintendo DSの内部時計に合わせて時間が進行していくというユニークな特徴があります。アイテムを買える「たぬきちのお店」は朝8時〜夜11時までの営業だし、夜行性じゃない動物は夜さっさと寝てしまいます。これはゲームの中の虚構世界の時計だけの時間じゃなくて、現実世界の時計とリンクしているので、自分が夜更かしして遊ぼうにも、出来る事が限定されてしまい、やっぱり続きはまた明日やろう、と自然となってしまうわけです。子供には良い配慮でしょうが、残業の多い会社員にはちょっとつらいかな?
 そして、イベントが日によって変わります。これも現実世界の日付とリンクしています。次の日にDSの電源を入れてプレイしてみると、昨日とは村の様子が違っていたりとか、そういう「明日が楽しみ」な作りになっています。
 一番ユニークだったのが親父っぽいモグラの「リセットさん」。このゲームは複数のセーブエリアなんてものはなくて、たった一つです。しかも、失敗したからセーブせずに電源を切ってやり直しすると、「リセットさん」に、「セーブしてから電源切れと言うたやろ!!」と、ものすごい剣幕でお説教されます。この「リセットさん」は、「都合の悪い事はリセットすればいい」という安易な考えが大嫌いみたいで、二度や三度ならお説教だけで済ませてくれますが、回を重ねると反省文を書かされます。「怒鳴ったね!親父にだって怒鳴られた事ないのに!」とべそをかく子供も中にはいるかもしれませんが、でもこういう、ゲームという媒体を使って人生というものを語ったりお説教したりというのは、なかなかユニークな試みかもしれません。
 他にもいろんな事を紹介したいのですが、今日はここまで。