文学フリマで「正かなづかひ 理論と實踐 2014年春の増刊號」を頒布予定
来る5/5(月祝)、文藝同人誌を主とした即売会である「文学フリマ」(http://bunfree.net/)へのサークル参加を予定してゐます。
イベント名:第十八回文学フリマ
場所:東京流通センター 第二展示場
ブースNo:-ア-01,02
サークル名:はなごよみ
(上記に加へ、5/18(日)に大阪マーチャンダイズ・マートで開催される「関西コミティア」(D-60「はなごよみ」)、および通販でも頒布予定です)
今回の新刊は今のところ下記を予定してゐます。
正かなづかひ 理論と實踐 2014年春の増刊號 文藝特輯
表記:正字正かな・新字正かな
サイズ:A5
頁数:114(口絵含む、表紙除く)
頒価:800円(予定)
「歴史的仮名遣で書く文藝同人誌」、今春は創作作品専門*1の「増刊號」を発行します。
今回もノザキさんによる表紙です。お忙しい中、可愛いイラストを描いてくださり、ありがたうございました。
この号ではこれまでに無いジャンルとして、戯曲が三本も入つてゐます。これは早い話が、演劇の「脚本」「台本」「シナリオ」の事です。是非お楽しみ下さい。
記事紹介
隅須ゆとりーな 大正~戰中期風裝のすゝめ(口絵)
着流し、鳶コート、書生スタイル、国民服など、戦前・戦中の服装の写真と解説。
押井徳馬 ニャンドゥー(口絵)
駝鳥に似た飛べない鳥、ニャンドゥーの写真。
刑部しきみ かぐや姫と月への帰還 (イラスト:コシヌケ1040)
最近ジブリアニメ「かぐや姫の物語」が公開されたばかりなのでタイムリーですね。でも、このかぐや姫は男の娘を主人公にしたSFのやうです……。
押井徳馬 或る月夜
文語詩その一。テーマは「絶望と死」。
越智おでん 狂人管理義務
とある会社のサラリーマンを主人公に、現代表記や“差別表現”自粛等の問題を絡めながら物語の進行する戯曲。
諷氣 正かな騎士ランスロット
「正かな騎士」と「現かな騎士」の登場する戯曲。
えぬ 老爺(ろうや)の兎(うさぎ)巨人
プロ野球の兎のマスコットを題材にした短篇。戦前のプロ野球の話も出てきます。な、中の人なんてゐないんだから!
ニッキー ボクと魔王と少女のキロク
ゲームの登場人物の少女を主人公にした物語。これも国語改革をテーマにしてゐます。
酒井景二朗 道の歌
「道」をテーマにした短歌。
名賀月晃嗣 可哀相なひよこ
「ひよこ」と「猫」の登場する物語。
押井徳馬 僕の赤いランドセル
「みんなと違ふ生き方の苦労」がテーマの短篇。
山本握微 X家蟹
男と蟹の登場する戯曲。「蟹と正かなづかひの同人誌」掲載作の再録。
押井徳馬 ニャンドゥーの歌
文語詩その二。テーマは「動物園の鳥」。ニャンドゥーは鳥です。猫ではありません。
押井徳馬 思ひ出は、かをりと共に蘇る
文語詩その三。テーマは「レーザープリンタの臭ひと、蘇るノスタルジア」または「コピー本作者に捧ぐ」。
野嵜健秀 死ぬ男
余命わづかと宣告された男の人生を描いた小説。
「書肆言葉言葉言葉」発行物も含めた既刊リストはこちらをどうぞ。
http://osito.jp/dojin/pubs/
*1:二次創作含む