たんきゅんの車内ライブに出掛けてきたよ

(2013/05/21 文章を若干追加、ネタバレ回避)
 5/18(土)に都電荒川線の車両を貸切りで開催された「路面電車で行く ゆめ旅行 たんきゅん日和」に出掛けてきました。

上野下アパート

 ライブが始まるのは昼過ぎなので、朝は上野駅から歩いてしばらくの所にある「上野下アパート」を見物。1929(昭和4)年建築ながら水洗トイレ完備と、当時としてはハイカラな設備だった様ですが、残念乍ら、この「同潤会アパート」で一番最後まで生き残った建物も、重機が入って解体作業開始中でした。



ところで、近くの稲荷町駅の地下鉄入口、これだいぶレトロな造りです。銀座線は戦前に出来たので、これももしかして戦前から……?

都電荒川線

 その後、都電荒川線の始発駅である三ノ輪駅に移動。周囲は古き良き昔ながらの商店街でしたが、また時間が出来たらゆっくり見てみたいものです。
 薔薇の花咲く三ノ輪駅に花をモチーフにしたラッピングの車両、絵になる風景でした。


 「都電バラ号」も一両限定で運行中。車内は薔薇の造花や写真等で装飾との事。

 電車に乗って町屋駅前駅に到着。あらかわバラの市が開催中でしたが、肝腎の薔薇は全部売り切れ。人気高過ぎです。
 この時は鉄ちゃんモードになって都電荒川線の写真や動画を撮って来ました。


 私は都電荒川線に乗ったのは初めてでしたが、山手線並に頻繁にやって来て、しかも利用者も多い路線である事には驚きました。車輛の幅が狭い(バスと同程度)の割にはレールの幅が広い(1,435mmの標準軌に近い1,372mm、ちなみにJR在来線は1,067mm)のも意外でした。
 駅前ではジャズのミニライブ(DIC-TER.によるサックス演奏)やローズティー(緑茶ベース)を飲めるイベントもありました。

たんきゅんと46分の小旅行

 駅前でたんきゅんライブの受付が始まりました。帽子をかぶってるのは駅員さん……いえ、スタッフでした。
 本物っぽい切符と、遠足っぽい栞。何だか学校の遠足っぽい気分になります。

 都電荒川線はかなり利用者の多い路線なので、我々イベントの待機列を電車の待ち行列だと思って後ろに並ぶおばあちゃん達が続出、無人駅なので普段は居ないはずの駅員さん(中の人はスタッフ)が叮嚀に対応してました。本物の駅員さんみたいでナイスフォロー。次回似た様なイベントがある時は、コミケ待ち行列みたいに「貸切イベント 最後尾」のプラカードを一番後ろの人が持つ様にすれば良いかな……?
 しばらく待つと、青くてレトロ風な電車がやって来ました。上には「貸切」の表示が。これが今回我々の乗る車輛。車内に入ると、たんきゅんの二人が手を振って歓迎してくれたのは嬉しいサービス。
 「たんきゅん」とは、私立櫻梅(さくらうめ)女子中学校の生徒である、みやまゆ(宮崎繭子)とチャンユメ(花渡夢子)のデュオです。*1


サボッタージュ [Analog]

サボッタージュ [Analog]

ティーパーティーパーティー!

ティーパーティーパーティー!

ちなみにファーストシングル「サボッタージュ」はアナログレコードで発売。購入者はmp3もダウンロード可ですが、私はレコードプレーヤーでも聴いてます。私が「たんきゅん」を知ったのは、先日の「超文学フリマ」にサークル参加してたのを見つけたのが切っ掛けでした。レコードの他に漫画も二巻まで出してました。

 細長い車内に40人居るか居ないか程度の小さなライブ会場で、電車に揺られながらライブが始まりました。ノリノリの曲やら、自己紹介の歌(昔の歌のオマージュ?)やら、動物をテーマにしたメドレーやら。
 たんきゅんの生歌を聴くのは初めてでしたが、とにかく可愛いです。飽くまでも設定だなんて事はすっかり忘れて、女子中学生のみやまゆ&チャンユメワールドに浸ってました。特に、片手にマイク、片手に猫ちゃんを踊らせての振り付けは最高に可愛かったです。たんきゅんの両側の釣革が猫ちゃん&リスちゃんの待機スペースになってたのも可愛さのツボ!

 そして今回の特別ゲストは「口笛モグタン」。賑やかな雰囲気から一転、心にしみる穏やかな雰囲気の曲を口笛で。

 そしてファーストシングル曲「サボッタージュ」を口笛モグタンの口笛と一緒に。シングルバージョンとはまた違ったコラボが新鮮です。少女を表現するとは、ただ可愛いだけではなくて、こんな風にちょっと気だるい、アンニュイな雰囲気もまた良いんです! あと、不思議の国のアリス的な、可愛くてメルヘンチックだけどちょっぴり謎めいてる雰囲気とかも(その後の「ティーパーティーパーティー」も少しその系統入ってるかな?)。

 ちなみに車掌さん(さっきの駅員さんと同じスタッフ)は現在位置を書いたスケッチブックを時々掲げてました。車内アナウンスが無いので、これは嬉しいです。

 今回のライブはおみやげ付きで、何と8cmシングル版の「ティーパーティーパーティー」、そして曲名にちなんでストロベリー&チェリーの紅茶も。

 ライブも終了し、電車は終点の早稲田駅へ。私は立見席でしたが、不思議な事に全く疲れを感じずに曲に聴き入ってしまった短い46分でした。

チャンユメの秘密

 そしてその後、スタッフと一部のファンが移動し始めたので後をついていくと、そこは二次会の会場でした。

 みんなで楽しくおしゃべりしながらの二次会が始まりましたが、あれっ、制服姿のたんきゅんはお酒飲んでるけど大丈夫……?と思ったら、「塾があるから〜」と途中でご帰宅(もちろん設定)。しばらくすると、みやまゆとチャンユメの二人の代りにみやまゆママとチャンユメパパ(マユタンとごーきゅん)の二人が戻って…ではなく来ました。マユタンはみやまゆと瓜二つの若々しい美魔女、ごーきゅんはチャンユメとやはり声が似てて、高音の伸びる美声の持ち主でした。
 ミュージシャンばかりの二次会らしく、即興演奏やら歌やらと楽しい二次会でした。その後はマユタン・ごーきゅんの二人ともお別れして某焼鳥屋で三次会だったのですが、炭火焼の焼き加減が絶妙でうまかったのが一番印象に残ってます。

※注意:この先、チャンユメの中の人の事が書かれてます

*1:これは飽くまでも設定で、中の人はマユタン(伝説のグループ「マサ子さん」のボーカルとか、「花子さんがきた!!」の主題歌&花子さんの中の人としても有名)と、ごーきゅんこと郷拓郎(detune.のボーカル)で、マユ「タン」とごー「きゅん」で「たんきゅん」……らしいです

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