4月〜放映のアニメ評価

  • 英國戀物語 エマ [評価:★★★★★→★★★★★] 期待通り良質な作品であった。最終回がある意味中途半端に思える為賛否両論あるらしいが、私としてはこのような終わり方も有りだと思う。もちろん第二期製作には大いに期待したい。
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「萌え」だけがアニメマニアではない

 時々思うが、私にはどうしても欠けている。漫画やアニメやゲームのいわゆる”美少女キャラクター”を「異性」として認識する能力が。

 それでは、「異性」じゃなければ何かというと、はっきり言って自分の人生と直接の関係がない「他人」なのだ。とは言っても、別にそういうキャラクターが100%嫌いという意味ではない。非常にえり好みが激しくて九割以上はマイ・フィルターにふるい落とされてしまうものの、ごく一部に「これなら大丈夫」というキャラクターもある。でも、「彼女にしたい」という感情がどうしても沸かない。私にとって、たとえば「デ・ジ・キャラット」は、はっきり言って「ハローキティ」や「マイメロ」なんかに似た可愛いキャラクター、という位置付けでしかない。アニメ作品のヒロインに恋するどころか、どこか第三者的な冷めた感じで鑑賞している自分に気付く事も時々ある。また、恋愛シミュレーションゲームの登場人物に個人的な思い入れを持てないから、そういうゲームにほとんど興味を持てないし、仮にやったところで長続きせず、すぐ飽きてしまう上に、主人公の名前すら忘れてしまう。

 まあ、「こんなモンでよく自分を“アニメおたく”だ“アキバ系”だと偉そうに自称できるものだ」と笑うがいい。しかし、私の周囲の漫画やアニメの愛好家を見回してみると、実は「萌え」だけがアニメマニアではないことによく気付かされる。

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ファッション雑誌の盲信という罠

 私は学生時代、かの有名な男性ファッション雑誌「MEN'S CLUB」を時々読んでいたのを思い出す。「ポパイ」や「ホットドッグプレス」よりも硬派で、アイビールックに代表される、トラッドなスタイルを推奨するような雰囲気の雑誌であった。

 とは言っても、何だか読むのが無駄な気もしつつ読んでいた記憶がある。何しろ、せっかく読んでも、そこに紹介されている服なんて一着ン万円もするのだから、ホイホイと気軽に買うわけにもいかず、写真の中の格好良い服をよだれを垂らして見るくらいが関の山だった。また、自分は女にモテモテのプレイボーイ(死語?)に変身したいなんて気持ちはさらさら無かったし、女にモテるためという不純な動機(失礼)でファッションを選ぶつもりは無かったから、“上手に女遊びできてこそオトコ、そうでない男はオトコに非ず”と言わんばかりの「ホットドッグプレス」なんかを読むのは余計に無駄な気がしていた。

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