正かな同人誌の第5号と萌えぎのさんのあまちゃん本を冬コミで出します
※コシヌケ1040さん(http://ksnk.jp)が描いてくださいました。有難うございます。
イベント名:コミックマーケット85
サークル名:はなごよみ
日付:12/31(火)
スペースNo.:西 ら-46a
あまJ
萌えぎのエレンさんの既刊「あまQ」「あまA」をまとめた上に、内容も加筆してパワーアップした本。「ありがちなアイドルドラマではない」あまちゃんの魅力を再発見!
正かなづかひ 理論と實踐 第5號
表記:正字・正かなづかひ/新字・正かなづかひ
予価:1,600円→1,400円(イベント・同人誌専門店での特価)
※内容見本は下記を御覧下さい。
http://osito.jp/dojin/pubs/c85a.html
前号も増頁、今回も更に増頁で読み応へある本になりました。本文だけで352頁あるので編輯が大変でした。
その中で「国語問題文献紹介」だけで139頁つまり半分近くを占めてゐますが、「漢字を無くしたい」「歴史的仮名遣を無くしたい」と云ふ考へを持つてゐた人がどのやうな主張をしてゐたのか、逆に「漢字仮名交じり文」「歴史的仮名遣」を守りたい人の主張について、概要を読む事の出来る資料集です。
また、小説「めんへらん星人と赤い結晶」も読み応へある力作だつたり、とにかく興味深い内容が満載です。
今回の表紙も野嵜貴子さん(ウェブサイト:http://nozaki.main.jp/ pixiv:http://www.pixiv.net/member.php?id=67506)によるもの。セーラー服の女の子!と喜ぶ人は多いかも知れないけど、よくよく見ると深いテーマ。「日本語の漢字を制限や廃止したり仮名遣を簡略化すべきか否か」の「国語問題」と、「国語のテストの問題」を掛けた洒落とも解釈出来ますが、前者の国語問題も、教育現場と密接に関係した問題であり、まさにぴつたりのイラストです。この絵の原画は先日ギャラリー代々木で開かれた個展にも展示されましたが、売約済のシールが貼られてました。是非大事に飾つてください。
題名 | 執筆者 |
---|---|
巻頭言――仮名遣は何処から来たの | 押井徳馬 |
特に意味はなし2 | コシヌケ1040 |
正かなエッセイ | |
追悼 中村隆太郞 | 古北 |
愛国者としての河上肇 | あび卯月 |
秘密保護法に反対しない理由 | 名賀月晃嗣 |
秘密保護法騒動に危機感を抱く理由 | 押井徳馬 |
ねずみ話 | ネコタ |
SUICA | 隅須ゆとりーな |
特輯・国語問題 | |
国語国字問題概略年表 | 押井徳馬 |
国語改革以前の部省の漢字政策案 | 名賀月晃嗣 |
現代仮名遣を糾す | 名賀月晃嗣 |
明治三三年のぼーびきかなづかい | はいおく |
仮名、漢字そして歴史、伝統、文化 | 大楠公真茂 |
一億總奴隷化 | 靑田三太郞 |
口語体の仮名遣ひについて | 伊川清三 |
他人に依存する「断捨離」ライフ | 押井徳馬 |
正仮名遣ひを実践するための自動詞と他動詞の派生関係 | 佐藤正彦 |
上方語文法入門 へん篇 | 彊 |
所謂康煕字典体に関する一考察 | 伊川清三 |
國語と哲學 | 遠山信男 |
假字大意抄翻刻 | 中山陽介 |
角川「短歌」に見る、正かな・新かなの割合 | 酒井景二朗 |
早稻田大學文學部・英文學關係者の正かなづかひ使用者について | 古北・野嵜健秀 |
正仮名への誘ひ | いとうはむこ |
余は如何にして正仮名支持者となりし乎 | blueday |
ひねくれ者のための広辞苑前文方式 | 伊川清三 |
文語詩ノスヽメ | 押井徳馬 |
正字正かな学習者の為のボット紹介 | 押井徳馬 |
国語問題文献紹介 | |
小特輯・ラヂオ | |
Far East Broadcasting Company | 古北 |
北の國から飛ぶ電波 | 押井徳馬 |
書評コーナー | |
『保守とは何か』福田恆存 濱崎洋介編 | 遠山信男 |
風土 人間学的考察 | Philoh |
少女漫畫、反原發を斬る――三原順「Die Energie 5.2☆11.8」 | 越智おでん |
その他 | |
短歌六首 | 酒井景二朗 |
明治の精神の礎を創つた吉田松陰『講孟劄記』を読む | 大楠公真茂 |
めんへらん星人と赤い結晶 | 刑部しきみ |
たまに行くならこんな聖地巡禮 宮澤賢治二〇一三 | 佐藤俊 |
東京旅行記 | まりん |
紙の闇黒日記 | 野嵜健秀 |
原稿を書いてみませんか/編輯後記 |
*今後は、イベント・同人誌専門店での頒布を優先します
今回から、「正かなづかひ 理論と實踐」(と、その他コピー本ではない冊子)は、イベントおよび同人誌専門店に優先的に冊数を割り当て、またリリース時期も「はなごよみ」の通販より優先しますので、出来るだけそちらでお求めになる事をお薦めします(定価も「はなごよみ」の通販より若干下げる予定です)。
今のところ、「はなごよみ」での通販を取りやめる予定はありませんが、新刊はリリース時期をずらします。つまり、同人誌専門店での頒布がある程度落ち着いてきてから「はなごよみ」の通販でもリリース致します。もちろん、同人誌専門店で扱つてゐないコピー本は、「はなごよみ」の通販でも従来通りに取り扱ひますので、引き続きご愛顧下さい。
2014/03/09:上記方針は撤回しました。一時期実験的にこの方針でやつてゐたものの、同人ショップの客層と自前通販の客層は異なるといふ結論に達し、同人ショップの客を自前通販が奪つてゐるのではといふ懸念が払拭された為です。
今後、「はなごよみ」の通販では、イベントで出たばかりの新刊を含め、こちらに在庫のある本はすべてお求めいただけますし、こちらを中心に据ゑていく方針です。
同人誌即売会では、新刊をいの一番に御購入いただけるメリットがあります。今後、旧作は陳列しない事がありますが、在庫があれば奥からお出ししますし、お申し出があれば予め確保いたします。
同人ショップでは、オンデマンド本やオフセット本のみ委託し、コピー本はほとんど委託しない予定ですし、旧作は在庫切れの事がありますが、新宿や秋葉原の店頭ですぐお求めいただけるメリットがあります。
(同人誌即売会も同人ショップも、サークル側の都合としては「サークルの知名度向上の為の宣伝」としても非常に効果的なので、今後とも続けていく予定です)
それぞれ違つたメリットがありますので、皆様のご都合に応じてお選び下さい。