メイドさんのいる珈琲豆専門店 プリモカンパニー

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 以前から気になっていた、千葉の「プリモカンパニー」という店に行ってきました。
 メイド喫茶というよりも、珈琲豆屋さんが本業で、店員のメイド服はオマケといった雰囲気の店(サイトの説明によると、いつもメイド服の店員さんがいるとは限らないので注意)。ここに珈琲のことを忘れて店員のメイド服の事ばかり書いたら失礼になってしまいそうなくらい、「制服が可愛いだけの真面目な普通の珈琲屋兼喫茶店」です。メイド喫茶をアイドル的な興味ではなく、昔の喫茶店みたいな懐かしのスタイルだ〜というレトロ趣味として捉えている私にとっては、これくらいのバランスが丁度いいのです。確かに、喫茶店は喫茶店としての本分を忘れてはいけません。
 中の様子はウェブサイトに写真がある通り。落ち着いた雰囲気の内装、カウンターのショーケースにはいろんな種類の珈琲豆が並んでいました。店員さんの服は、スカートの長さこそ膝丈で、色も珈琲に合わせた茶色であるものの、基本的には正統派に近いスタイル。そしてやっぱり、「おかえりなさいませご主人様」という例の挨拶はありません(そうでなくっちゃ)。「いらっしゃいませ、喫茶を御利用ですか?」というような事を聞かれたのでそうだと返事をすると、席に案内され、メニューを渡されました。
 ホットがいいかアイスがいいか、豆の種類に好みはあるかなどを聞かれました。メニューを見てビックリ、珈琲豆屋さんだけあって、メニューは珈琲が中心。種類は豊富で、どれを飲もうか悩みます。ホットのモカマタリと、くるみの載ったチョコレートケーキ(名前は忘れた)を註文しました。
 するとカウンターから豆を取ってすぐ珈琲を作り始めてくれました。珈琲の淹れ方はペーパードリップ。私の好きな喫茶店はサイホンで淹れるところが多いので、あれ?サイホンじゃないの?と一瞬思ってしまいました。
 しかし「ペーパーよりサイホンの方が美味しい」というのは間違いだという事に、改めて気付かされました。確かにサイホンの方が見た目が格好いいもので、サイホンで淹れてるというだけで「本格的で美味しそうだ」と勘違いしてしまいがち。しかし実際には、そんな事はないようです。
 かく言う私も、サイホンをセットする手間を面倒がって、普段はペーパードリップで淹れる事が多いのですが、ペーパーでこんなにうまく珈琲の味を引き出せるとは、と、ちょっとした感動でした。何しろ、酸味が強い割にはまろやかで、嫌らしい苦みもない。豆の良さもあるのかもしれませんが、本当に口当たりのいい味に仕上がっていました。砂糖もミルクも入れずブラックで、珈琲本来の味を楽しみたくなる、そんな味。もちろんケーキも美味しくいただきました。


 気付いてみると、珈琲を飲み終わる頃には、店員の例のメイド服の事はすっかり忘れて、この珈琲の味と香りにすっかり酔いしれてしまっていました。そして、珈琲の味が大変気に入ったので、豆も買ってしまいました。挽くかどうか聞かれたので「豆のままで」と答えると、珈琲に凝ってますね、みたいなことを言われたけど、あたしゃまだ素人、まだまだ精進の必要があります。今度家にお客さんが来た時に出してみようかと思ってますが、同じような味は出せるかどうか。ああいう上品な味を出す方法を研究してみたいと思ってます。珈琲教室もやってるとの事なので、行く事も考えてます。