真実かそれとも電波か「喫煙監視員が路上喫煙」

 東京都千代田区で路上喫煙が禁止されていることは有名だが、最近、秋葉原駅ガード下のラジオセンターにこのような貼紙があるのを見つけた。

注:この告発文書が真実かどうかの裏は取っていません。あくまでも「このような主張をしている人がいる」という参考資料として掲載します。

[画像:喫煙監視員が路上喫煙!!]

喫煙監視員が路上喫煙!!

区条例で路上禁煙が実施されております。私たちは以前から嫌煙者と喫煙者の分煙を図るために喫煙可能な場所を設けるべきだと言っておりましたが、区長は一切耳を貸さず罰金の徴収を始めました。他所から来た大勢の人たちがこの被害に遭われたと思います。

先日、私どもの会員が数度に渡り複数の監視員たちが路上喫煙しているのを見つけました。このような理不尽な事が許されるものではないと思います。罰金を巻き上げられ被害に遭われた方は是非秋葉原西口振興組合までご連絡ください。

尚、このような区の威圧的高圧的な態度を許してきた地元の私たちの怠慢を深く反省いたすものです。

秋葉原駅前電器商連合会

秋葉原西口商店街振興組合

 電話 3253−3548

なお、この場所は都の修景事業に基づき地元がカラー舗装を行ったものであります。

本告知文を破棄せざるようお願い致します。

監視カメラを設置し管理致しております。

※この文書の貼付に関して本ビルの施工主より全面的協力を得ております。

 ちなみに私は嫌煙家であり、路上喫煙禁止そのものには賛成だし、罰金制があってこそ禁止の効果が発揮されたのは確かだ。しかし、同じ禁止するなら禁止するでも、ただ一方的に禁止するだけで良いのだろうかという疑問は確かに残る。今の日本は喫煙そのものは麻薬と違って合法だし、路上喫煙を禁止したところで、ニコチン中毒者は「どこかで吸いたい」と思うものだから、何かしらの受け皿が必要だ。現実的には、嫌煙家から隔離された喫煙可能な場所を設けることだろう(し、過激な嫌煙家の理想としては、最終的に全愛煙家のニコチン依存症を治療した上で、日本から煙草を追放することだろう……が、これは途方もない理想論で、今のところは現実的でない)。

 念のために重ねて言うが、この告発文書が真実かそうでないかは私はわからない。しかし、高圧的な態度で「ノー」と言うだけで根本的な対策になっておらず、ただ「臭いものに蓋」をするだけのキャンペーンは、かえって当事者の反感を買う、ということだけは、どうやら真実のようである。