電車内で少女漫画を全巻読破せよ!

おはよう、フェルプス君。今回の任務は
電車内で少女漫画を全巻読破せよ!
である。方法は以下の通り。

  1. 少女漫画を用意せよ。
  2. 電車に乗ったら、少女漫画を開いて読め。カバーを掛ける必要はない。堂々と読め。

 最初は恥ずかしいだろうが,それは敵の陰謀だということを肝に銘じてくれ。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ或いは社会的に抹殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。成功を祈る。
 なお、このテープは自動的に消滅する。


綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)

綿の国星 (第2巻) (白泉社文庫)
綿の国星 (第3巻) (白泉社文庫)
綿の国星 (第4巻) (白泉社文庫)


 ちょっと前に大島弓子の「綿の国星(わたのくにほし)」の文庫版全4巻を手に入れたので、本日、早速任務開始。電車に乗ると、第1巻を開いて読書開始。もちろん、カバーは、なしです!
 今回選んだ少女漫画は、1970年代後半から「LaLa」で連載された大島弓子の漫画とあって、これまでのミッションに出てきた「りぼん」系と異なり、ちょっとシブめのところです。
 なお、この本の内容については綿の国星 データベースを参照してくださいナ。


 私は男のくせに、電車の中で少女小説や少女漫画を読むことがよくあるものです。右のように、バラの花が舞い、いかにも少女漫画してるコマ割りの漫画を読む男とは、ある人にとっては奇妙なものかもしれませんが、それでも、私の気付く限り、変な視線でジロッと見られたなんてことはありません。思えば、私が電車内で読む少女漫画なんて、ちばてつやとか若木書房の貸本漫画みたいにやたら古めだったり、みつはしちかこ大島弓子みたいな非りぼん系が多いものです。いかにも「りぼんマスコットコミックス」な単行本〜なんてのは、あまり読んでません。それに、文庫サイズが手に入るなら省スペースのためそっちにしてますが、漫画文庫は一目見て漫画とはわからないようなデザインであるものです。

 とは言え、たとえ私が「りぼんマスコットコミックス」を読んでいようが、「マーガレットコミックス」を読んでいようが、悪くてせいぜい「なんか変わった客がいるな」と思われるくらいで、嫌みなほどジロジロ見たり、「あのオタク、狂ってる。どうにかならないの?」なんてヒソヒソ話する、なんて乗客には一度も出くわしたことはありません。でもチラッ、チラッと覗かれるとしたら、私ではなくむしろ漫画の方です!


 この日は行きに2巻、帰りに2巻で計4巻(全巻)を車内で読破し、任務成功。考えてみると、少女漫画は少年漫画に比べ巻数が少ないものが多いので、行き帰りで全巻読破できる作品も意外と多いもの(「ガラスの仮面」とか「パタリロ」は結構巻数があるし無理だけどね)。でも私は、少女漫画の単行本や文庫本は車内で読んだことがあっても、少女漫画雑誌は一度もありません。そのうちカナリヤ色の総武線車内で「りぼん」読んでる、スーツ姿でキメたのっぽ男を見かけたら、もしかしたら私かもしれません……?