おたくと一般人

「アニメファンはやばい」という主張を考える

http://drmikeneko.tripod.com/colum/colum027.html 「アニメファンは人間的にやばい」という紋切り型の主張については、私もしばしば反論を自分のウェブサイトに書いているが、このページは私がこれまで見た中で一番良くまとまった内容だと思う。是非一読さ…

二次元恋愛ニートのすすめ

「現実の恋愛では金持ちとイケメンが得をし、キモメンは搾取されるだけだ」からと、「二次元恋愛」、つまりアニメやゲームなどの美少女キャラクターへの仮想恋愛を薦める考えがある。 “「愛」も「萌え」も定義は広い。”というこのブログの題名から、もしかし…

おたくバッシングの紋切り型、「代用品」理論

私が思うに、おたくバッシングにしばしば引き合いに出されるのが、「代用品」という考えである。

内気な人に「あんた、友達もいないの?」って言う奴

おい、内気な人に「あんた、友達もいないの?」って言う奴! 「友達もいない」? ハァ? 確かに友達がいないのは事実だろうよ。 だけどそうやっていい気になって言う位なら、あんたが最初にそいつの友達になってやれよコノヤロー!

“秋葉原はオタクの聖地”か

何を勘違いしているのかと言いたい。秋葉原は江戸っ子の住み処だ。私を含めたおたくは、その“江戸っ子の住み処”にお邪魔しているよそ者に過ぎない……と、時々言いたくなる。 「秋葉原はオタクの街」という言い方は、確かに秋葉原はおたくの沢山やって来る街だ…

盲目的メイド喫茶バッシングに明日はあるか?

(10/31, 11/1追加) 10/14に書いた、ゲームセンターに明日はあるの?と題するブログのメイド喫茶バッシングは、まだまだ続いている。 はじめに断っておくが、私はこのブログの内容が100%嘘だと言うつもりはない。私の同意する部分も幾つかある。作者が昨今の…

虚構の世界を現実に持ち込もう

「現実と虚構を識別できない」とは、「おたく」の枕詞としてしばしば侮蔑的に用いられる言葉である。 だが私は誤解を恐れずあえて言う、必要あらば、虚構の世界を現実に持ち込め!と。 私は小・中学時代、国語の成績そのものは良かったくせに、作文、特に読…

2次元と3次元のギャップ

昨日、テレビの「月光音楽団」見たんです。「月光音楽団」。 そしたらDA PUMPのYUKINARIさんが「休日になるとよく秋葉原へ行く」とか言ってるんです。 で、まだ行ってないけど気になる場所は「メイドカフェ」だとか言って、番組内でメイド喫茶ゴッコやってる…

“「メイド喫茶」の大半は風営法に抵触する”説は真実を半分しか伝えていない

ゲームセンターに明日はあるの?と題するブログがある。ここの記事で最近興味深いと思ったのが、テレビで「メイド喫茶」が紹介されると決まって出てくる「メイドさんが客の近くにはべって談笑している」様子や、「メイドさんと客がゲームしている様子」、あ…

「パソコンの話は、もううんざり」

「おたくは会話というと、パソコンとかアニメとか自分の趣味の話ばかりで、うんざりだ」という意見を耳にすることがある。これに該当するタイプのおたくも、確かにいることはいる。 でもはっきり言って、こういうのは一部のおたくに限った話じゃない。マニア…

おたくを「きもい」と書いたブログはまだ可愛い

「オタ」「きもい」──スタッフのブログ発言、企業を巻き込む騒動に (ITmedia)コミケでhotdogを売ったホクロが客をオタと呼びキモイとblogにかいた (まとめサイト) あるホットドッグ屋台の店員が自らのブログで、有明のコミケ会場の客を「きもい」等と書いたこと…

“山田孝之や伊藤淳史だから許せる”らしい「電車男」

前回も書いたが、今、「電車男」の映画やドラマが大人気であり、昨日まで「おたく?アキバ系?キモい、近寄るな、変態」と悪態を付いていたフツーの女の子たちが、今日はアキバ系とセレブのラブストーリーに夢中である。「最初の方はちょっとキモいけど、面…

現代的な古典的ラブストーリー「電車男」

本当は「電車男はフィクションの可能性が高い」説を信じている私ではあるが、まあ秋葉原という街をこよなく愛する自称アキバ系の私としては、フジテレビ系列で放映開始された「電車男」は、やっぱり少し気になる番組であり、一応チェックしていたりする。今…

おたく客と家族客が共存共栄する中野ブロードウェイ

中野ブロードウェイはすごい。すご過ぎる。これまで存在を知らなかったことが大いに悔やまれるくらいすごい。 何たって、おたくなヴィンテージアイテムの店が迷宮のようなビル内にずらりと並んでる。昔の漫画に、昔のアニメのレコードやCDやDVDに、怪獣のソ…

ファッション雑誌の盲信という罠

私は学生時代、かの有名な男性ファッション雑誌「MEN'S CLUB」を時々読んでいたのを思い出す。「ポパイ」や「ホットドッグプレス」よりも硬派で、アイビールックに代表される、トラッドなスタイルを推奨するような雰囲気の雑誌であった。 とは言っても、何だ…

電車脱線事故の原因探しにメディアが行きついた先

〜“ゲーム脳”に科学的根拠はありません〜運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴 (ZAKZAK) 大谷昭宏の「フィギュア萌え族(仮)」の次は、森昭雄の「ゲーム脳」か。またまた不謹慎なトンデモ説がマスコミに登場した。まだ原因が判明していないうちから、こういう怪…

ガセビアの沼:「アキバ系は成人女性に興味がない」というのはガセ

このガセビアを使ったら、メイド喫茶のおねえさんと「電車男」の“エルメス”さんに言われちゃいますよ、「うそつき」って。

「奈良市の女児誘拐殺人事件の犯人=フィギュアおたく」説こそ「メディアの強引な〝犯人探し〟」だ

やーいやーい、馬鹿の一つ覚えやーい。 まるっきり馬鹿馬鹿しいトンデモ説が登場している。大谷昭宏というジャーナリストの対話も感情もない「萌え」のむなしさという記事によると、奈良市の女児誘拐殺人事件の犯人は、フィギュアおたく的な感情から殺人を犯…

「おたく受難の時代」を知らない子供たち

幼女連続誘拐殺人事件の犯人である宮崎勤が逮捕された1989年に始まる数年間、それはまさに「おたく受難の時代」だった。同人誌即売会「コミックマーケット」の参加者をン万人の宮崎勤と形容する失礼極まりない発言をはじめ、アニメマニアはみんな女の子を性…

恋愛シミュレーションゲームを考える

長くなるので別ページにまとめました。「ときめきメモリアル(ときメモ)」に代表される恋愛シミュレーションゲームを、「現実の女の子に相手にされないからといって、スクリーンの中の架空の女の子に恋をするなんて、気持ち悪い」という声を時々耳にします…

「インターネットは別人格」ではない

「インターネットは別人格」とか「仮想人格」とか言う人がいる。ふざけるな。 お前は顔の見えない空き巣に物を盗まれたり、顔の見えない犯人にいたずら電話をされたり、顔の見えないストーカーに嫌がらせされても、顔が見えないから別人格だと許してやるのか…

高専はおたく天国

木更津高専で夏休みの中学生向け講習会に出た、ある中学生からの痛烈なコメント。 「一目見てマニアみたいな、イタい人が多い」 まあ、もし高専に入りたいのなら、慣れなさいと言うしかありません。友達になる必要は全然無いけど、共存できなければね。それ…

現実と虚構を識別出来過ぎる男

「現実と虚構を混同する」のが大嫌いな人がいる。 彼は、他人が「現実と虚構を混同」して物語の世界に入っているのを見るだけで、虫酸が走るのだ。 だから、誰かが映画をビデオで見てると「何だ、ただの作り話じゃないか」と言う。 CG使ってるシーンが出る…

パソコンは“彼女”?

いや全く違う!、と声を大にして言いたい。少なくとも私にとっては。 むしろ私にとってのPCとは、手のかかる赤ん坊のようなものだ。 とにかく、すぐぐずる。それでも私は“赤ん坊”をあやすのに慣れている方だから、他の人にまで“お守り”を頼まれることが多い…

ネットのふり見て我がふり直せ

実生活で頻繁に他人の陰口をきいている者が、“匿名掲示板の悪”をうんぬんするのは、いかがなものだろう。